バリー・タックウェル

ホルン協奏曲集(テレマン、ウェーバー、シュティヒ、ハイドン他)
CD(EMI 7243 5 69395 2)2枚組

CD1
1.テレマン/ホルン協奏曲ニ長調
2.ケルビーニ/ホルンと弦楽の為のソナタ第2番
3.フェルスター/ホルン協奏曲変ホ長調
4.ウェーバー/ホルン協奏曲ホ短調
5.L・モーツァルト/ホルン協奏曲ニ長調
6.M・ハイドン/ホルン協奏曲ニ長調
CD2
7.シュティヒ/ホルン協奏曲第5番へ長調
8.  〃  /ホルン協奏曲第6番変ホ長調
9.  〃  /ホルン協奏曲第10番へ長調
10.  〃  /ホルン協奏曲第11番ホ長調
11.ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調

  バリー・タックウェル(ホルン)
  サー・ネヴィル・マリナー指揮
  アカデミー室内管弦楽団(1〜5、7〜10)
  バリー・タックウェル指揮
   イギリス室内管弦楽団(6&11)
   録音 1973年5月(1〜5)
       1978年5月(6&11)
       1980年2月&4月(7〜10)

 このアルバムはどれも見事な演奏ですが、録音当時珍しかったフェルスターが聞き物です。他にはバウマンがオルガン伴奏で演奏していたくらいでした。またウェーバーは超絶技巧の名演です。そしてすべてのリピートを演奏していますのでたっぷり聴くことができます。カデンツァの重音奏法は完璧です。
 ケルビーニは2度目の録音でした。テレマンはアドリブをいれてとても楽しい曲に聞えます。レオポルド・モーツァルトの協奏曲も実に楽しそうに吹いていました。
 シュティヒは別名ジョヴァンニ・プントであり、ベートーヴェンのホルン・ソナタを初演した名手でした。そのシュティヒはホルン協奏曲を16曲作曲して、11曲が残っています。いずれの曲も親しみやすい曲です。それでいて難曲揃いでもあります。
 ハイドンはホルン協奏曲第2番が聴けなくて残念ですが、ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲は再録音が聞けるのが嬉しいです。ここでもアドリブが聞かれます。


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