バリー・タックウェル

ベートーヴェン/ホルン・ソナタ ヘ長調
CD(LONDON UCCD-3861)

1.モーツァルト/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調K452
2.ベートーヴェン/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調Op16
3.   〃   /ホルン・ソナタ ヘ長調Op17

   ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)(1〜3)
   バリー・タックウェル(ホルン)(3)
   ロンドン管楽合奏団(1&2)
   テレンス・マクドナー(オーボエ)
   ジャック・ブライマー(クラリネット)
   アラン・シヴィル(ホルン)
   ウィリアム・ウォーターハウス(ファゴット)
     録音 1966年3月(1&2)
        1974年12月(3) 

  アシュケナージが若いときにロンドン・ウィンド・ソロイスツと録音したモーツァルトとベートーヴェンのピアノと管楽の為の五重奏曲です。ロンドンの管楽器の名手達との演奏は素晴らしいものです。アシュケナージはこの当時モーツァルトのピアノ協奏曲をロンドンで録音していましたので、同時期に企画されたものでしょう。
  ホルンのシヴィルは37歳の時で音色がきれいです。ブライマーやマクドナーとのからみもさることながら、アシュケナージのピアノが素晴らしい響きです。モーツァルトのピアノ・タッチとベートーヴェンのピアノ・タッチの違いがよくわかります。
  ベートーヴェンのホルン・ソナタはタックウェルのまろやかな音色で独自の音楽を作り上げています。メリハリをつけた演奏でタックウェルのベートーヴェンの楽しい世界があります。タックウェル唯一の録音だけにオリジナルのシューマン、ダンツィとサン=サーンスとの組み合わせで復活を望みたいものです。


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