イブ・ランツキー=オットー

モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調
CD(FOUR LEAF FLC-CD103)

モーツァルト・イン・コンサート
1.クラリネット五重奏曲イ長調K581
2.ホルン五重奏曲変ホ長調K407

  プッテ・ウィックマン(クラリネット)(1)
  イブ・ランツキー=オットー(ホルン)(2)
  ウプサラ室内合奏団
  録音 1987年12月10日(1)
      1987年3月19日(2)

 スウェーデンのジャズクラリネット奏者プッテ・ウィックマンがモーツァルトの五重奏曲を吹いています。かつてアメリカのジャズクラリネット奏者ベニー・グッドマンもこの五重奏曲とモーツァルトのクラリネット協奏曲を録音していました。
 ウィックマンのモーツァルトは実に優しい響きのクラリネットです。やはりモーツァルトを吹くとモーツァルトは美しいものです。力みのないレガートの美しさがあります。
 イブ・ランツキー=オットーはストックホルム・フィルの首席ホルン奏者です。このモーツァルトはメリハリをつけた強烈な第1楽章が面白いです。彼のモーツァルトはロンドK371がありますが、協奏曲がないだけにこの五重奏は貴重な録音です。時に強烈なフォルティシモを吹きますが、基本的に温かみのあるモーツァルトです。第2楽章は穏やかで美しい響きが流れますが、第3楽章では強弱のメリハリをつけた彼らしい演奏になっています。


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