バリー・タックウェル

ミヒャエル・ハイドン/ホルン協奏曲ニ長調(1967)

LP1(英argo ZRG−543)ステレオ
LP2(独DECCA SAD−22003)ステレオ
 
1.ハイドン/トランペット協奏曲変ホ長調
2.  〃  /6つのドイツ舞曲
3.ミヒャエル・ハイドン/ホルン協奏曲ニ長調
4.    〃      /6つのメヌエット
   バリー・タックウェル(ホルン)(3)
   アラン・ストリンジャー(Trp)(1)
   ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団
         録音 1967年5月(3)
             1967年(1、2&4))

 LP1は1973年10月購入、LP2はドイツ盤を1979年9月にこれも個人輸入で手に入れました。どちらも同じソースでカップリングも同じです。音質はドイツ盤のほうが良かったです。
 このミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲は楽章構成が変わっていて、第1楽章:ラルゲット、第2楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、第3楽章:メヌエットとなっています。曲としてはメヌエットはおまけといったもので、速いテンポの第2楽章のあとにメヌエットで終わるというのは他に例がありません。そして、このメヌエットのメロディーが単調すぎるのです。そこでタックウェルは持ち前の音楽性でかなりアドリブと装飾を施して曲を楽しいものにしています。これで生き生きとした曲になりました。
 この曲には、バルボトゥ、バウマン、クレヴェンジャーの録音がありますが、このタックウェルの表現力を超えた演奏はありません。同じくらい面白かったのは1978年にタックウェルが再録音した演奏だけです。


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