T・ファン・デァ・ズヴァールト

ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調
CD(Arte dell arco TDK−AD023)

オーケストラ・リベラ・クラシカ第17回公演
1.ハイドン/交響曲第49番ヘ短調「受難」
2. 〃   /ホルン協奏曲第1番ニ長調
3.モーツァルト/セレナード第10番ニ長調
          K320「ポストホルン」
  トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト
           (ナチュラルホルン)(2)
  鈴木秀美指揮
     オーケストラ・リベラ・クラシカ
   録音 2007年2月24日 
        浜離宮朝日ホール・ライヴ

 鈴木秀美とオーケストラ・リベラ・クラシカによるホルンを題材にした演奏会でした。ズヴァールトはヴィンセント・サルソとエーリヒ・ペンツェルに師事したナチュラルホルンのスペシャリストです。そのテクニックは完璧で日常からナチュラルホルンだけを吹いていることが、いかに凄いかがわかります。ナチュラルホルンがうまいホルン吹きではなく、ナチュラルホルンの名手を目指しているそうで、すでに世界的な演奏家になっています。
 ホルン協奏曲はカデンツァも見事で全楽章にわたりその凄腕を披露しています。生演奏でここまで吹けるのは驚きです。
 交響曲は大変情感豊かな演奏で改めてハイドンの作品の完成度の高さに感心させられました。「ポストホルン」の演奏も素晴らしく古楽器オーケストラの演奏という雰囲気が感じられないほど見事でした。ポストホルンの響きもきれいでした。


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