フランツ・コッホ
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CDR(Forgotten fr 278)
1.フンメル/七重奏曲ニ短調Op74
2.ウィルトン/弦楽三重奏曲第1番イ長調
3. 〃 /弦楽三重奏曲第3番ハ長調
4. 〃 /弦楽三重奏曲第6番ヘ長調
カミール・ワナウセク(フルート)(1)
フランツ・ホレチェク(ピアノ)(1)
ルドルフ・スプルニー(オーボエ)(1)
フランツ・コッホ(ウィンナホルン)(1)
ギュンター・ブライテンバッハ(ヴィオラ)(1)
ニコラス・ヒューブナー(チェロ)(1)
ヨセフ・デュロン(コントラバス)(1)
ジャン・プーニェ(ヴァイオリン)(2〜4)
フレデリック・リドル(ヴィオラ))2〜4)
アントニー・ピニ(チェロ)(2〜4)
録音1952年
フンメル(1778〜1837)の「七重奏曲ニ短調」はピアノ、フルート、オーボエ、ホルン、ヴィオラ、チェロとコントラバスの七重奏です。4つの楽章で構成されていて、第1楽章「アレグロ・コン・スピリット」、第2楽章「アレグロ」、第3楽章「アンダンテ・コン・ヴァリアゾーニ」第4楽章「ヴィヴァーチェ」になります。第1楽章はピアノを主体としたようで管楽器を導いています。第2楽章はスケルツォ楽章で管楽器が良い響きを出しています。コッホのホルンが大変きれいです。第3楽章はアンダンテと変奏曲になります。それぞれの楽器がヴァリエーションを演奏します。第4楽章はヴィヴァーチェ、ピアノ協奏曲の室内楽版のように勢いのある作品です。チェロのソロが素晴らしく良い作品です。
チャールズ・ヘンリー・ウィルトン(1761〜1832)はイギリスのヴァイオリニストで作曲家です。「弦楽三重奏曲第1番イ長調」は「アンダンテ」「ラルゴ」「アレグロ・スケルツァンド」の3つの楽章で構成されていています。セレナード風の美しい作品です。
ウィルトンの「弦楽三重奏曲第3番ハ長調」は「モデラート」「ウン・ポコ・アダージョ・エ・アフェトゥオーソ」「アレグロ・ノン・タント」の3つの楽章で構成されていて、3つの小品ですがハ長調の作品は重厚な響きになっていて深い響きの名曲です。チェロの響きが素晴らしい演奏です。
ウィルトンの「弦楽三重奏曲第6番ヘ長調」は「アダージョ」「アレグロ・スピリトーソ」「メヌエットのテンポで」の3つの楽章で構成されています。この作品はヘ長調の明るい響きの美しい主題が第1楽章から流れてきます。第2楽章は元気が出そうな小品、第3楽章はメヌエットで織るような美しい作品です。3つの作品を通して聴くとその良さがわかります。 |
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