フィリップ・マイヤーズ

シューラー/3つのオマ−ジュ/サンダース/ホルン・ソナタ
CD(CALA CACD0513)

フィリップ・マイヤーズ/
 ニューヨーク・フィル首席ホルン奏者
1.シューラー/3つのオマ−ジュ(賛辞)
2.アムラム/「マールボロの3つの歌」
          〜ホルンとチェロのための
3.チャヴェス/4本のホルンのためのソナタ 
4.バーンスタイン/ミッピーT世のためのエレジー
5.シューラー/無伴奏ホルンのための二重奏曲
6.サンダース/ホルン・ソナタ変ロ長調(1958)

  ニューヨーク・レジェンズ 
  フィリップ・マイヤーズ(ホルン)(1〜6)
  エリック・ラスク(ホルン)(3)
  アレン・スペインジャー(ホルン)(3)
  ハワード・ウォール(ホルン)(3&5)
  ヴァージニア・ペリー・ランブ(ピアノ)(1、4&6)
  マリア・キッツオポーロス(チェロ)(2)
  録音 1996年6月25〜27日

 このCDはニューヨーク・フィルの首席フィリップ・マイヤーズを中心としたメンバーによる演奏です。プログラムは現代作品ばかりです。
 シューラーの「3つのオマージュ」は第1曲:間奏曲「フレデリック・ディーリアスへのオマージュ」(1942)、第2曲:パヴァーヌ「モーリス・ラヴェルへのオマージュ」(1943)、第3曲:シャンソン「ダリウス・ミヨーへのオマージュ」(1946)となっており、実に素晴らしい作品です。マイヤーズの温かいホルンが見事です。
 アムラムの作品はホルンとチェロのための作品ですが、音域がほとんど同じ楽器ですので調和の美しさがあります。1961年にマールボロでマイロン・ブルームのホルンで初演されています。チャヴェスの4本のホルンのためのソナタは1929〜30年の作品。ホルン・アンサンブルの作品としては古いほうでしょう。
 バーンスタインの「ミッピーT世のためのエレジー」はホルンとピアノのためのオリジナル作品で美しい曲です。シューラーの無伴奏ホルンの作品は4つの小品からなるデュエットです。
 最後のサンダースのホルン・ソナタは1958年の作品で、3楽章からなる18分ほどの曲です。これも良い作品です。(1997年発売)


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