ジェフリー・パワーズ

ホルンとピアノのための音楽
CD(MSR MS1212)

21世紀になるまで
1.ヴィネリ/ホルン・ソナタOp7
2.バルドウィン/アパラチア組曲(2006)
3.ベンソン/ホルン・ソナタOp47
4.ピルス/ソナタ形式の3つの小品

  ジェフリー・パワーズ(ホルン)
  ヴァンサン・ドヴリース(ピアノ)
  録音 2006年1月20〜22日(1、3&4)
      2006年5月14日(2)

 ジェフリー・パワーズによる20世紀から21世紀のホルン作品です。コーン8Dを吹いての演奏です。大変きれいな音です。名曲ヴィネリのソナタ、ベンソンのソナタの他、アメリカのバルドウィンによる最新の作品「ホルンとピアノのためのアパラチア組曲」が演奏されています。
 「アパラチア組曲」は4つの表題を持つ楽章からなり、現代作品というよりも映画音楽のようなロマンティックなメロディーが流れます。魅力的な作品です。
 ベンソンのソナタは最近録音の多い作品です。パワーズの演奏も素晴らしいです。カール・ピルスの「ホルンとピアノのためのソナタ形式による3つの小品」は小品とはいっても各楽章が8分を超える大作です。第1曲「シンフォニア」、第2曲「間奏曲」、第3曲「ロンド・アラ・カッチャ」となっており、第3曲はまさに「狩のロンド」です。


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