ゲルト・ザイフェルト

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
CD(SONY SMK 93110)

1.ブルレスケ ニ短調
2.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
3.ホルン協奏曲第2番変ホ長調
4.ばらの騎士のワルツ

  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(1)
  ゲルト・ザイフェルト(ホルン)(2)
  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)(3)
  ズビン・メータ指揮
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 1985年11月28日&12月1日(1)
      1989年2月21〜24日(2)
      1994年1月7&9日(3)
      1990年(4)

 このアルバムはメータ/ベルリン・フィルのR・シュトラス・シリーズから2つのホルン協奏曲とピアノ作品そして「ばらの騎士のワルツ」をまとめたものです。
  ザイフェルトのホルン協奏曲第1番は見事な演奏です。冒頭の全合奏のフェルマータでティンパニだけを長く残していたのには驚きました。ザイフェルトはこの演奏で完全にこの曲を自分のものにしています。1楽章の勢いのある演奏、2楽章のカンタービレ、3楽章の抜群のフィンガリングとこの曲の楽しさをたっぷりと味わせてくれました。
  ホルン協奏曲第2番はハウプトマンがソロを吹いています。ハウプトマンは21年ぶりの再録音となりました。カラヤンの時とは違い表現力も豊かにのびのび演奏しています。響きの美しさは73年が上ですが、あれがカラヤン好みとしたら、こちらがハウプトマンの本来のシュトラウスといえるでしょう。 
 バレンボイムのブルレスケと「ばらの騎士のワルツ」も聞き物です。


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