エサ・タパニ
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CD(ONDINE ODE1124−2)
マグヌス・リンドベリ/作品集
1.スカルプチャー(彫刻)(2005)
〜管弦楽のための
2.カンパナ・イン・アリア(1998)
〜ホルンと管弦楽のための
3.管弦楽のための協奏曲(2003)
エサ・タパニ(ホルン)(2)
サカリ・オラモ指揮
フィンランド放送交響楽団
録音 2007年8月31日(1)
2008年1月31日&
2月1日(2)
2008年4月14〜16日(3)
マグヌス・リンドベルイ(リンドベリ)のオーケストラ作品集です。現代の作曲家として有名で武満徹作曲賞の審査員をつとめています。作風は過激な音楽ではなく、20世紀音楽の延長ともいえそうです。
スカルプチャー(彫刻)は映画音楽のような響きでピアノも加わる大きな編成で音楽を構築しています。音楽として受け止めることが容易でしょう。
カンパナ・イン・アリアはホルンと小管弦楽のための作品です。カンパナ(Campana)とは鐘を指しますが、タイトルの意味合いとしてはどうやらホルンのベルを教会の鐘に見立てたようです。ベル・アップで演奏するように指示されていて、しかも後ろ向きでホルンのベルが前にくるようにしています。ホルンといえば音が後ろに出るので、これを前に向けて音を出すことで新たな響きを追求したのでしょうか。エサ・タパニは高域の多いこの曲を見事に吹き上げています。技巧的には難しい手法は使っていませんでしたが、音が取りにくいのは間違いないでしょう。
管弦楽のための協奏曲は30分ほどの曲で、5つの部分から出来ておりバルトークを意識しているかのようです。きれめなく演奏されています。バルトークの響きのように聞こえるところもあり、打楽器の活躍に注目でしょう。なぜか聞き飽きない面白い曲です。 |
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