ウィリアム・パーヴィス

ウォーリネン/ホルン三重奏曲集
CD(NAXOS 8.559264)

ウォーリネン/6つの三重奏曲
1.低音楽器のための三重奏曲(1981)
2.ホルン三重奏曲(1981)
3.続・ホルン三重奏曲(1982)
4.ヴァイオリン、チェロとピアノのための
     三重奏曲(1983)
5.ホルン三重奏のための2つのソロ(1985)
6.トロンボーン三重奏曲(1985)

ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
 デイヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)(1)
 デイヴィッド・ブレイナード(テューバ)(1)
 ドナルド・パルマ(コントラバス)(1)
 ウィリアム・パーヴィス(ホルン)(2、3&5)
 ベンジャミン・ハドソン(ヴァイオリン)(2、3&5)
 ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)(4)
 フレッド・シェリー(チェロ)(4)
 アラン・フェインバーグ(ピアノ)(2、3&6)
 チャールズ・ウォーリネン(ピアノ)(4)
 ジェームズ・ウィン(ピアノ)(5)
 ロナルド・ボラー(トロンボーン)(6)
 ダニエル・ドラックマン(マリンバ&ヴィブラフォーン)(6)
  録音 1991年9月11〜13日(1〜4&6)
      1991年10月17日(5)

 チャールズ・ウォーリネン(1938〜)はアメリカの現代作曲家です。このアルバムは3つのホルン三重奏曲とピアノ三重奏曲、そしてトロンボーンの三重奏曲を収録したものです。ウォーリネンの作風はまさに現代音楽で自由な形式によるものです。
 1曲目のバス・トロンボーン、テューバとコントラバスのための三重奏曲は低音楽器ばかりによる作品ですが、6曲の中では比較的音楽として受け入れやすいほうでしょう。バス・トロンボーンが主題のようなフレーズを吹いています。
 ホルン三重奏曲(1981)、続・ホルン三重奏曲(1982)とホルン三重奏のための2つのソロ(1985)ではホルンを名手ウィリアム・パーヴィスが吹いています。現代作品をいくつか録音しているパーヴィスですが、この中では3曲目の「ホルン三重奏のための2つのソロ」を初演していました。あとの2曲はメトロポリタンの首席だったジュリー・ランズマンが初演していました。このホルン三重奏曲はフラッタータンギングを多用しており、しかも高い音にもこのフラッタータンギングを指定していますから演奏の難しさは大変なものでしょう。曲としては違いがよくわからないといってもよいほど複雑です。
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲は音の洪水といえそうな音楽です。最後のトロンボーン三重奏曲はピアノとマリンバあるいはヴィブラフォーンの三重奏です。ここではトロンボーンが比較的わかりやすいフレーズを吹いてくれます。木琴のマリンバと鉄琴のヴィブラフォーンの響きの違いをうまく使った作品です。こちらは楽しめるでしょう。


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