ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
ブラームス/ホルン三重奏曲、シューマン/アダージョとアレグロ |
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CD(DECCA 433 850−2)
1.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調
2.シューマン/アンダンテと変奏曲Op46
3. 〃 /アダージョとアレグロOp70
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)(1〜3)
ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)(1〜3)
ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ)(2)
ハンス・マイル(ヴァイオリン)(1)
ゲオルク・ドンデラー(チェロ)(2)
マティアス・ドンデラー(チェロ)(2)
録音 1991年6月10&11日
このCDはブラームスのトリオとシューマンの2つの作品を録音したものです。アシュケナージは1968年にブラームス、1964年にアンダンテと変奏曲、1974年にアダージョとアレグロをいずれもタックウェルのホルンで録音していました。
ヴラトコヴィチのホルンは派手さはなく、確かなテクニックで吹きこなしています。
ブラームスのホルン三重奏曲は穏やかな音色でアンサンブルに徹しているかのようです。スケルツォ楽章では鮮やかなタンギングでナチュラルホルンのような響きを出しています。フィナーレの演奏はテンポが速く腕の見せ所でしょう。アシュケナージのピアノのきらめきはまた素晴らしいものです。
シューマンのアンダンテと変奏曲は2台のピアノと2つのチェロの中にホルンが加わるのですがホルンの活躍する作品とはいえず和音楽器として使われていますので、短いホルンソロを除くと目立ちません。
シューマンのアダージョとアレグロは丁寧に演奏するアダージョとテクニックの豊かなアレグロの鮮やかな演奏が素晴らしい。 |
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