アドリアーン・ファン・ウォウデンベルク

ラインベルガー/九重奏曲変ホ長調

CD(Membran  LC14832)

「18世紀のドイツ王室の音楽集」
ディスク19/ミュンヘン
ラインベルガー/九重奏曲変ホ長調Op139

 ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
 ヴィール・ペータース(ヴィオラ)
 アンナ―・ビルスマ(チェロ)
 アントニー・ウッドロー(コントラバス)
 ダンツィ五重奏団
 フランス・フェスター(フルート)
 マールテン・カレス(オーボエ)
 ピート・ホニング(クラリネット)
 アドリアーン・ファン・ウォウデンベルク(ホルン)
 ブライアン・ポラール(ファゴット)
 録音 1972&73年

 ヨーゼフ・ラインベルガー(1839〜1901)の九重奏曲変ホ長調はフルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための作品です。4つの楽章で構成されていて、第1楽章のアレグロは室内管弦楽団のように厚い響きの演奏です。19世紀後半の音楽はロマンティックでそれまでの作風との違いがあります。第2楽章のメヌエットはアンダンティーノ、ゆったりとしたメヌエットです。第3楽章のアダージョ・モルトは穏やかな音楽が流れます。第4楽章のフィナーレはアレグロです。ホルンに明るい主題が歌われて楽しい雰囲気です。ファゴットの明るい響きも素晴らしく、続く各楽器の歌が大変美しいものです。ホルンの第2主題も印象的です。


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