山本 真

ハイドン/2つのホルンのための協奏曲変ホ長調
CD(ALM ALCD−8024)

1.ハイドン/2つのホルンのための協奏曲変ホ長調
2.ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調Op92
   松崎 裕(ホルン)(1)
   山本 真(ホルン)(1)
  ジャパン・チェンバー・オーケストラ
   録音 2002年6月2日ライヴ(1)
       2003年10月18日ライヴ(2)

 矢部 達哉がコンサートマスターをつとめるジャパン・チェンバー・オーケストラのベートーヴェン・シリーズの1枚です。第7番とのカップリングはハイドンの2つのホルンのための協奏曲でした。松崎裕はオーケストラのオリジナル・プレーヤーですが、ゲストに同じN響メンバーの山本真を迎えての演奏です。二人の息の合った演奏は3つの楽章すべてが素晴らしいものです。ライヴ録音ですが完璧な演奏であり、日本の演奏家による名演として歴史に残る演奏です。
 メインのベートーヴェン7番は室内オーケストラの密度の濃い演奏です。大きな編成とは違い、管楽器が明瞭に聞こえてきて第7の響きの魅力に惹かれます。小編成とはいっても音の厚みは十分であり感動します。なお、ベーレンライター版を使用しており、時折ちょっと違いを感じますが、かえって新鮮な響きになっています。


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