イブ・ランツキー=オットー
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CD(CAPRICE CAP-21400)
グンナル・ド・フルメリ/協奏作品集
1.ピアノと管弦楽のための変奏曲とフーガOp11
2.ホルン協奏曲Op70
3.9人のための音楽Op75
ラスロ・シモン(ピアノ)(1)
イブ・ランツキー=オットー(ホルン)(2)
ユーリ・アロノヴィチ指揮(1)
スティグ・ヴェステルベリ指揮(2)
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(1&2)
ケルスティン・ヒンダルト(ピアノ)(3)
トーレイフ・レネルホルム (オーボエ)(3)
ウルフ・ニルソン (クラリネット)(3)
トーレ・レンネバック (ファゴット)(3)
マルク・シュレロ (トランペット)(3)
べルント・リュセル (ヴァイオリン)(3)
ギデオン・レール (ヴィオラ)(3)
オーケ・オーロフソン (チェロ)(3)
トルステン・シェーグレン (コントラバス)(3)
録音 1982年5月28日(1)
1976年6月14〜16日(2)
1979年4月26日(3)
グンナル・ド・フルメリ(1908〜1987)は20世紀スウェーデンの作曲家です。
ピアノと管弦楽のための変奏曲とフーガは1932年、24歳の時の作品でピアノ協奏曲第2番になります。単一楽章で25分ほどの大作です。冒頭からピアノのダイナミックな主題が表れます。ブラームスを思わせる響きはロマンティックで大変聞きやすい音楽です。
ホルン協奏曲はランツキー=オットー・ファミリーの委嘱で1971〜72年に作曲され1973年にイブ・ランツキー=オットーによって初演され彼に献呈されました。曲は2つの楽章で構成され第1楽章:アレグロは冒頭からホルンが朗々と歌います。やがて華やかな主題がオーケストラに乗って演奏されます。中間部からコーダの細かいフレーズの連続はアーノルドの協奏曲のように息つく暇もないような難曲です。第2楽章:アンダンテ・ソステヌートは長大なホルン・ソロに始まります。カデンツァともいえるものです。主部に入ると木管との絡みがきれいです。後半は力強いホルンの主題が演奏されます。作風は実にロマン的で物語風の見事な作品です。
9人の演奏家のための音楽は1976年の作品で、スウェーデン放送の委嘱作品でした。当初ピアノと6〜7つの楽器のために書くつもりがピアノと8つに楽器のための作品になりました。曲は4つの楽章で構成され室内楽団のような編成です。ただし八重奏団のようにホルンが入っていなくてトランペットが代わりに入っているのが面白いです。 |
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