ヤコブ・ケイディング

R.シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調

CD(Orchid Classics ORC100261)

R.シュトラウス/名曲集
1.オーボエ協奏曲ニ長調AV144
2.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
3.組曲「町人貴族」
  1)第1幕への序曲(町人ジュルダン)
  2)メヌエット
  3)剣術の先生
  4)仕立て屋の登場と踊り
  5)リュリのメヌエット
  6)クーラント
  7)クレオントの登場(リュリの音楽による)
  8)第2幕への前奏曲(間奏曲)
     (伯爵ドラントと公爵夫人ドリメーヌ)
  9)晩餐(食卓の音楽と料理人の踊り

 アンドレアス・フォスダル(オーボエ)(1)
 ヤコブ・ケイディング(ホルン)(2)
 上岡 敏之指揮
  コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 2019年2月18〜21日
      2021年3月23〜27日

 上岡敏之指揮のコペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団によるリヒャルト・シュトラウスの音楽です。
 オーボエ協奏曲はアンドレアス・フォスダルのオーボエ独奏による演奏です。リヒャルト・シュトラウス晩年の名曲です。第1楽章冒頭からのオーボエ演奏は美しく素晴らしい演奏です。オーケストラもよい響きです。第2楽章も哀愁的なオーボエの主題が美しい演奏です。第3楽章も快適なきれいな演奏です。木管とオーボエが華やかに響きます。やがてホルンやオーケストラもよい響きになります。見事な演奏です。

 ホルン協奏曲第1番はホルンの名曲です。ヤコブ・ケイディングのホルンによる演奏です。第1楽章は冒頭の全合奏のフェルマータの最後にティンパニの一打があります。ケイディングのホルンは冒頭から素晴らしいです。ホルンの主題は滑らかできれいな響きです。オーケストラもよい響きです。後半は次第に勢いのある演奏になります。第2楽章のアンダンテは穏やかに美しい響きのホルンです。木管もきれいな響きです。中間部も素晴らしい演奏です。第3楽章は快適なテンポで勢いのあるホルンの演奏です。木管もきれいに響きます。リタルダンドからフェルマータのあとは見事な演奏です。終結前のカデンツァから終結の演奏は素晴らしいです。ティンパニも迫力があります。ケイディングのホルンは素晴らしい演奏です。

 組曲「町人貴族」は9つの曲の組曲です。第1曲「第1幕への序曲(町人ジュルダン)」は冒頭から勢いのある演奏です。第2曲「メヌエット」はトロンボーンやトランペットが華麗に歌います。ピアノも入ります。ホルンも良い響きです。第3曲「剣術の先生」は木管がきれいに歌います。やがてホルンもきれいに響きます。ヴァイオリンのソロもあります。金管も良い響きです。第4曲「仕立て屋の登場と踊り」は木管のきれいな響きに始まります。第5曲「リュリのメヌエット」も木管のきれいな響きに始まります。やがてオーケストラもティンパニもよい響きになります。第6曲「クーラント」は弦楽のきれいな演奏に始まります。やがて木管のきれいな響きになります。後半にはトランペットも入ります。第7曲「クレオントの登場(リュリの音楽による)」は木管と弦楽のきれいな響きに始まります。後半もよい響きです。第8曲「第2幕への前奏曲(間奏曲)(伯爵ドラントと公爵夫人ドリメーヌ)」はティンパニのきれいな響きに始まります。オーケストラもよい響きです。やがて金管も良い響きの演奏になります。木管もきれいに響きます。ハープも聞こえます。後半にはチェロのソロもあります。第9曲「晩餐(食卓の音楽と料理人の踊り」は強い響きのオーケストラに始まります。やがて食卓の音楽といえる音楽になります。そして料理人の踊りは元気な音楽です。上岡敏之の指揮は素晴らしいです。


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