グスタフ・ノイデッカー

ホルンのための室内楽
LP(QUADRIGA-TON Qu1044)ステレオ

ホルンのための室内楽
1.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調K407
2.シュティヒ/ホルン四重奏曲ヘ長調Op2−1
3.ハイドン/三声のディヴェルティメント変ホ長調

  グスタフ・ノイデッカー(ホルン)(1〜3)
  アルフレッド・ブレイス(ヴァイオリン)(1〜3)
  ハインツ・ボシャート(ヴィオラ)(1&2)
  ハンス・エーリッヒ(ヴィオラ)(1)
  ロベルト・ネッテコヴェン(チェロ)(1〜3)
    録音 1960年頃

 グスタフ・ノイデッカーは千葉馨先生の師匠として知られています。戦後のドイツでエーリヒ・ペンツェルとともにホルン界を背負っていました。このLPはステレオ録音ですので1950年代後半から1960年当時の録音と思われます。
 モーツァルトの五重奏曲は甘い響きのモーツァルトです。音色はペンツェルに似ていてドイツの伝統的響きといえましょう。そのテクニックは素晴らしく安定した演奏です。レガートのうまさはさすがです。
 シュティヒの四重奏曲へ長調はリンダーの録音と同じ曲です。古くから知られていた曲です。ハイドンのディヴェルティメントはハイドンのホルン・トリオとして知られていましたが、録音としては最も古いかもしれません。アナログ録音では他にオピッツとリンダーがあります。このハイトーンを使う曲をなんの苦もなく吹いています。モーツァルト風のハイドンです。
 これはノイデッカーの貴重な録音です。日本では知られていないレコードでした。当時の数少ないホルンのレコードの中の1枚です。


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