ゲルト・ザイフェルト
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CD(DGG POCG-3979 459 344-2)
1.メンデルスゾーン/八重奏曲変ホ長調Op20
2.ブルッフ/七重奏曲変ホ長調 遺作
ブランディス四重奏団(1)
ヴェストファル四重奏団(1)
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団員(2)
カール・ライスター(クラリネット)
ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
ハンス・レムケ(ファゴット)
レオン・シュピーラー(ヴァイオリン)
ライナー・メーネ(ヴィオラ)
ペーター・シュタイナー(チェロ)
ライナー・ツェペリッツ(コントラバス)
録音1980年2月&11月
1981年3月5〜7月、9月&10月
メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲は2つの弦楽四重奏団による演奏が多いです。弦楽四重奏のパートを2倍にして8人の弦楽器奏者による八重奏になります。曲は4つの楽章で構成され、第1楽章「アレグロ・モデラート・コン・フォコ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「スケルツォ」、第4楽章「プレスト」になっています。第1楽章の冒頭から語りかけるような主題が歌われ、ヴァイオリン協奏曲を思い出させてくれます。第3楽章の「スケルツォ」は細かいフレーズが織りなす素晴らしい楽章です。第4楽章の「プレスト」は力強い冒頭に圧倒されそうです。
ブルッフの「七重奏曲」はベルリン・フィル八重奏団が初めて録音した作品と思われます。ホルンのザイフェルトが参加した貴重な録音でもありました。曲は4つの楽章で構成され、第1楽章「アンダンテ・マエストーソ、アレグロ・コン・ブリオ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「スケルツォ」、第4楽章「ラルゴ、アレグロ・ヴィヴァーチェ」になっています。第1楽章の序奏にはヴァイオリンのソロがあって主部に入ると快適なアレグロ・コン・ブリオになります。管楽器の速いフレーズはホルンにも表れます。第2楽章のアダージョは弦と管のバランスがよく、まさに小さなベルリン・フィルです。ライスターのクラリネットやザイフェルトのホルンがよく響きます。
第3楽章のスケルツォは下降する2つの音が随所に出てくるのが特徴的です。トリオは管楽器が歌うのがきれいです。第4楽章は序奏の後にアレグロ・ヴィヴァーチェになります。アンサンブルですからホルンのソロは少ないですが時折ザイフェルトのホルンがきれいに響くと耳をそばだててみたくなります。シュピーラーのヴァイオリン・ソロも素晴らしいです。全曲30分の大作です。(2003年発売のユニバーサル盤) |
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