大野 雄太

つの笛集団/ホルン・スケッチーズ
CD(CRYSTON EXCL-00041)

1.ネリベル/フランス組曲(ドーティ編)
2.プレトリウス(近藤久敦編)/
    4本のホルンのためのテレプシコーレ舞曲集
3.真島 俊夫/ホルン・アンサンブルのための3つのエピソード
4.織田 英子/日本の童歌
5.ケルコリアン/ホルン六重奏曲
6.リュトゲン/ホルン四重奏曲Op19
7.伊藤 康英/スパニッシュ・ホルン
8.東海林 修/ディスコ・キッド

  近藤 久敦指揮(1〜4)
   つの笛集団
  日高 剛 (ホルン)(1、3&4)
  冨成 裕一(ホルン)(1〜6)
  高野 哲夫(ホルン)(1〜4&8)
  野瀬 徹 (ホルン)(1〜4&6)
  樋口 哲生(ホルン)(1、2&5)
  大野 雄太(ホルン)(1〜3、5〜8)
  飯笹 浩二(ホルン)(1、3、4&7)
  田場 英子(ホルン)(1〜3、5、7&8)
  丸山 勉 (ホルン)(2〜8)
  西郷 雅則(ホルン)(4)
  木村 傑作(ホルン)(4)
  藤田麻理絵(ホルン:賛助)(2)
  録音2009年12月1&2日
    かながわアートホール

 つの笛集団5枚目のアルバムです。今回のプログラムは8本のホルン、6本のホルン、4本のホルンのための作品が録音されています。
  ネリベルの「フランス組曲」は8本のホルンによるアンサンブルで5分ほどの小品です。プレトリウスの「4本のホルンのためのテレプシコーレ舞曲集」は4本のホルンとエコーのための4本のホルンが使われていて8人の演奏者によります。6曲の舞曲からなりますが第4曲「スパニョレッタ」はレスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」の第3組曲で冒頭に使われていますので馴染み深いメロディです。
  真島俊夫の「ホルン・アンサンブルのための3つのエピソード」は8本のホルンのための作品で、つの笛集団の委嘱作品です。2005年の作。
  織田 英子の「日本の童歌(童謡)」は8本のホルンのための作品で、童謡メドレーとはいえ、似たような歌が交錯する面白さがあります。「てるてる坊主〜かごめかごめ〜通りゃんせ〜あんたがたどこさ〜手毬うた〜ぼうが1本あったとさ〜赤とんぼ〜ふるさと」のメロディが流れます。
  ケルコリアンの「ホルン六重奏曲」はオリジナルの作品で3分足らずの小品ですがホルン・アンサンブルの醍醐味を味わうことでしょうy。
  リュトゲンの「ホルン四重奏曲」は4つの楽章からできています。19世紀ロマン派時代の作のようで楽しい作品です。   
  伊藤 康英の「スパニッシュ・ホルン」は4本のホルンのための作品です。スペイン情緒を感じさせる部分があります。東海林 修の「ディスコ・キッド」は1977年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲でした。それを4本のホルンのために編曲しています。演奏した経験がある方にはたまらないことでしょう。


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