デイヴィッド・パイアット

シューベルト/流れの上でD.943
CD(hyperion CDJ33037)

シューベルト/歌曲集
1.流れの上で D.943
2.秋 D.945
3.ただあなたのそばにD.866−2
4.現世の幸福D.866−4
5.生きる力D.937
6.歌曲集「白鳥の歌」D..957−1〜7
7.信仰と希望と愛D.955
8.歌曲集「白鳥の歌」D..957−8〜14

  マイケル・シャーデ(テノール)(1、3〜5&7)
  ジョン・マーク・エインズリー(テノール)(2、6&7)
  アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)(7&8)
  グラハム・ジョンソン(ピアノ)(1〜8)
  デイヴィッド・パイアット(ホルン)(1)
  録音1998年3月26&27日
           6月8&9日
     1999年9月30日

  ハイペリオンのシューベルト歌曲大全集の中の1枚で、シューベルトの最後の年1828年の作品が演奏されています。このアルバムは一人のソリストではなく3人のテノールによる演奏です。「信仰と希望と愛D.955」は3人が歌っています。
 「流れの上で」はマイケル・シャーデのテノール、パイアットのホルンで歌われています。パイアットのホルンはあまい響きでデニス・ブレインのように美しい演奏です。シャーデの名唱と共にうっとり聞き入ってしまいます。
 「秋 D.945」はジョン・マーク・エインズリーのテノールです。グラハム・ジョンソンのピアノは寂しげで冬が近い様子も感じられます。
 「ただあなたのそばにD.866−2」「現世の幸福D.866−4」「生きる力D.937」はマイケル・シャーデのテノールによります。ピアノの素晴らしい響きにも注目でしょう。
 「白鳥の歌」は前半の7曲をジョン・マーク・エインズリーが歌っています。第4曲「セレナーデ」はシューベルトのセレナーデとして有名です。歌唱だけでなくピアノの美しさも聴きどころでしょう。
  「信仰と希望と愛D.955」は3人が分け合って歌っています。そして最後は三重唱になっています。
 白鳥の歌」の後半7曲はアントニー・ロルフ・ジョンソンが歌っています。このアルバムは凝ったプログラムで聴く者を飽きさせない素晴らしいものです。


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