ゲルト・ザイフェルト

モーツァルト&ベートーヴェン/ピアノと管楽の為の五重奏曲
CD(DENON COCO-70736)

コンタルスキー/ピアノと管楽の為の五重奏曲集
 1.モーツァルト/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調K452
 2.ベートーヴェン/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調Op16
   アルフォンス・コンタルスキー(ピアノ)
   ローター・コッホ(オーボエ)
   カール・ライスター(クラリネット)
   ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
   ヘニング・トローク(ファゴット)
   録音 1981年3月22日(1)
       昭和女子大人見記念講堂
       1981年3月16日(2)
       上野学園・石橋メモリアル・ホール

 カラヤン時代のベルリン・フィルメンバーによるモーツァルトとベートーヴェンのピアノと管楽の為の五重奏曲です。アルフォンス・コンタルスキーは兄のアロイスと共にデュオ演奏で知られています。一時代を築いたコッホ、ライスター、ザイフェルトらが在籍した当時のベルリン・フィルの完璧な演奏をアンサンブルで聴くこのアルバムはまた素晴らしい響きがあります。
  モーツァルトとベートーヴェンはこの組み合わせの五重奏曲を1曲ずつ残しました。この組み合わせの録音はギーゼキングのフィルハーモニア盤(ブレインのホルン)を筆頭に、かなりの数になりますが、音楽を楽しむという原点に立ってみるとこのアルバムはまさに音楽に満ちた演奏といえましょう。コッホやライスター、ザイフェルトなどソリストとしても超一流ですが、オーケストラにおいてもアンサンブルにおいても超一流の証ともいえるアルバムです。ソロでは目立ちすぎることなく、それでも存在感のある演奏はザイフェルトやライスターなどさすがに素晴らしいとしか言いようがありません。


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