ゲルト・ザイフェルト

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
CD(SONY SICC1201〜1)2枚組

 メータ/R・シュトラウス/管弦楽曲集
1.アルプス交響曲Op64
2.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
3.家庭交響曲Op53
4.ブルレスケ ニ短調

  ゲルト・ザイフェルト(ホルン)(2)
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(4)
  ズビン・メータ指揮
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音 1989年2月21〜24日(1&2)
        1985年11月28日&12月1日(3&4)

 このCDはメータ/ベルリン・フィルのR・シュトラス・シリーズの中の2枚です。
 ザイフェルトのホルン協奏曲は素晴らしい演奏です。冒頭の全合奏のフェルマータでティンパニだけを長く残していたのには驚きました。ザイフェルトはこの演奏で完全にこの曲を自分のものにしています。1楽章の勢いのある演奏、2楽章のカンタービレ、3楽章の抜群のフィンガリングとこの曲の楽しさをたっぷりと味わせてくれました。
 アルプス交響曲はズビン・メータの2度目の録音であり、1度目のロス・フィル以上の出来といえます。ここにはベルリン・フィルの得意とするR・シュトラウスの壮大な音楽があります。家庭交響曲はオーボエダモーレを子供の主題に使う面白い編成ですが4管以上の大編成です。親しみやすい曲でしょう。「ブルレスケ」はピアノと管弦楽のための作品で、ピアノ協奏曲を遺さなかったシュトラウスのピアノ作品の中でも重要な作品でしょう。バレンボイムがソロを弾いています。


トップへ
戻る
前へ
次へ