スティーヴン・スターリング

ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調(1997)
CD(Hyperion CDA67251/2)

フロレスタン・トリオ/ブラームス/三重奏曲集
1.ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op8
2.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
 (7:38/6:37/6:45/6:13)(27分13秒)
3.ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op87
4.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op101
5.クラリネット三重奏曲イ短調Op114
  フロレスタン・トリオ
  アントニー・マーウッド(ヴァイオリン)(1〜4)
  リチャード・レスター(チェロ)(1、3〜5)
  スーザン・トメス(ピアノ)(1〜5)
  スティーヴン・スターリング(ホルン)(2)
  ルチャード・ホスフォード(クラリネット)(5)
   録音 1997年6月2〜4日(2&3)
       1997年8月11&12日(4)
       1997年8月16〜18日(1&5)

 フロレスタン・トリオは1995年にイギリスの若手演奏家によって結成されました。このブラームスのピアノ・トリオ作品全集は1997年に録音され、ホルンのスターリングとクラリネットのホスフォードが参加していました。
 ホルン三重奏曲は比較的速いテンポで演奏されています。スケルツォでは時折音を割って強奏するなど若さあふれる演奏です。アダージョは雰囲気豊かな美しい響きを出しています。
 他のピアノ・トリオはいずれも素晴らしい演奏で、トメスのピアノが輝いており、ブラームスでありながら初期の作品1番ではまるでシューベルトを聞いているかのような美しさがあります。2番ではチェロ・ソナタのような雰囲気があり、3番になるとピアノ五重奏曲を思い出させるブラームス独特の響きになっています。
 クラリネット三重奏曲はイ短調という暗い調性がクラリネットの甘い響きとよく合います。ホスフォードの名演が聴き物です。


トップへ
戻る
前へ
次へ