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ジェームズ・サマーヴィル
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ＣＤ（ＣＨＡＮＤＯＳ ＣＨＡＮ ９８４３）
「誕生日のお祝い」／ソプラノとハープの為の作品集
１．カプレ／２つのソネット
２．ファリャ／プシュケ
３．トゥルニエ／庭の手紙
４．サン=サーンス／見えない笛
５．シュポア／何が狩人を森に駆り立てるのか
６．ブリテン／誕生日のお祝い
７．ドニゼッティ／J'aime trop pour etre heureux
８．ラヴェル／５つのギリシャ民謡
９．ライシガー／暗くなって謎が満ちるとともに
10．ラッブラ／山の翡翠
アネッテ・ベタンスキー（ソプラノ）
スーザン・ミロン（ハープ）
ジャック・ズーン（フルート）（２＆４）
ジェームズ・サマーヴィル（ホルン）（５＆９）
キャサリン・フレンチ（ヴァイオリン）（２）
バートン・ファイン（ヴィオラ）（２＆７）
マーサ・バブコック（チェロ）（２）
録音２００１年３月１０〜１４日
ベタンスキーはアメリカとカナダを中心に活躍しているソプラノ歌手。ハープ及びその他の楽器を伴奏に加えた珍しい歌曲を集めたアルバム。カプレやトゥルニエの作品はオリジナル。ブリテンの「誕生日のお祝い」は１９７５年晩年の作品です。これもハープ伴奏の歌曲です。
ファリャの「プシュケ」はフルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの伴奏という珍しい歌曲です。サン＝サーンスの「見えない笛」はフルートとハープによる伴奏、シュポアの作品はホルンとハープによる伴奏とういう大変珍しい歌曲です。３分ほどの小品ですがホルンの美しい響きが印象的です。
ドニゼッティの作品はヴィオラとハープによる伴奏というこれも変わった編成の曲です。ヴィオラの奥深い響きが大変きれいです。ラヴェルの歌曲はピアノをハープに編曲したサルゼード版を使用しています。
ライシガーは１９世紀始めの作曲家で、このホルンとハープの伴奏による歌曲は世界初録音です。ホルン・ソロがきれいな序奏が１分３０秒ほどあって後ソプラノの歌唱が歌われます。シューベルトの歌曲を思わせる名曲です。後半にもホルン・ソロがあり夜想曲のようです。最後もホルン・ソロで終わります。
ラッブラの作品は２０世紀の作品です。５つの曲からできていて、いずれも美しいメロディーが続く素晴らしい作品です。ハープの音色もまた絶品です。
このアルバムはソプラノとハープのためのものですが、いくつかの多才な楽器による音のきらめきによって、素晴らしいアルバムとなりました。 |
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