ブルーノ・シュナイダー

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第2番変ホ長調(1989〜90)
CD(Claves CD50-9010 KICC7025)

R・シュトラウス/管楽器のための協奏曲集
1.クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲
2.オーボエ協奏曲ニ長調
3.ホルン協奏曲第2番変ホ長調

  トーマス・フリードリ(クラリネット)(1)
  クラウス・トゥーネマン(ファゴット)(1)
  インゴ・ゴリツキ(オーボエ)(2)
  ブルーノ・シュナイダー(ホルン)(3)
  マッティアス・エッシュバッヒャー指揮
     ローザンヌ室内管弦楽団
    録音 1989年6月&1990年3月

 スイスとドイツの管楽器の名手たちによるリヒャルト・シュトラウスの管楽器のための協奏曲集です。
 フリードリヒはローザンヌ室内の首席クラリネットです。ファゴットの名手トゥーネマンは北ドイツ放送の首席を1978年までつとめていました。この二人のデュエット・コンチェルティーノは大変素晴らしい演奏です。曲もシュトラウスの響きがふんだんに鳴り響く名曲です。
 また晩年の名作オーボエ協奏曲はベルリン生まれの名手インゴ・ゴリツキがソリストですが、ローター・コッホの名演にせまる見事な演奏です。
 ブルーノ・シュナイダーによるホルン協奏曲第2番はスイス・ロマンドの首席だった当事の録音でした。第1楽章は明るく奥深い響きのホルンから聞こえるシュトラウスの音楽が実に素晴らしく、33歳にして第一級のホルン奏者の域に達しています。第2第3楽章も見事です。安定した音色のホルンがきれいです。
なお、シュナイダーは翌1991年にはモーツァルトのホルン協奏曲全集を録音しています。


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