ズデニェク・ティルシャル
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CD(TELARC CD-80108)
モーツァルト/管弦楽作品集
1.セレナード第13番ト長調K525
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
2.セレナード第9番ニ長調K320「ポストホルン」
ズデニェク・ティルシャル(ポストホルン)(2)
サー・チャールズ・マッケラス指揮
プラハ室内管弦楽団
録音 1984年10月3〜7日
チャールズ・マッケラスがプラハ室内管弦楽団を指揮してテラークに録音したモーツァルトの「アイネ・クライネ」と「ポストホルン・セレナード」です。
セレナード第13番ト長調K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は弦楽合奏による名曲中の名曲、モーツァルトの代表作の1つです。あまりに親しみやすい主題が全曲にわたって流れます。弦楽のレガートの美しさがありますマッケラスの演奏はまさに名演で響きの良さは抜群です。
セレナード第9番ニ長調K320「ポストホルン」は7つの楽章から構成されています。この演奏では43分以上かかる大曲です。第1楽章はやや速いテンポながら雄大な響きになっています。第2楽章「メヌエット」はモーツァルトのメヌエットの中でも大変親しみやすい主題が流れます。ティンパニが入りますので交響曲のようです。第3楽章は「コンチェルタンテ」でフルート、オーボエ、ファゴットが協奏交響曲のように演奏しています。フルートやファゴットの和音が大変きれいです。ホルンに主題はありません。第4楽章「ロンド」の楽しい雰囲気と管楽器の響きが素晴らしい。
第5楽章「アンダンティーノ」はモーツァルトらしいニ短調の音楽で、交響曲のようなオペラの音楽のような哀愁的な美しさがあります。第6楽章「メヌエット」は第1トリオでピッコロが使われています。第2トリオではポストホルンが使われます。ポストホルンはドミソの自然倍音だけで歌われます。ここではティルシャルが大きな響きのポストホルンを吹いています。第7楽章「プレスト」のスピード感は見事です。 |
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