クラウス・ヴァレンドルフ

ベルリン・フィルのホルン奏者たち/ドイツ・ロマンティック民謡集
CD(Coviello COV-50803)

ノットゥルノ〜 ドイツ・ロマンティック民謡集
1.ウェーバー/朝の歌〜「プレチオーザ」より
2.シューマン/朝のあいさつ
3.メンデルスゾーン/朝のあいさつ
4.シューベルト/兄弟達よ、集まって
      〜歌劇「アルフォンソとエストレッラ」より
5.シューベルト/菩提樹
6.ウェルナー/野ばら
7.メンデルスゾーン/森への別れ
8.ジルヒャー/快く歌おう
9.グリュック/背信
10.ベッカー/穏やかな谷
11.ジルヒャー/ローレライ
12.フィンケ/小さな舟
13.エルク編/ルデルスブルク
14.アルベルト/タラウのアニー
15.メンデルスゾーン/狩人の別れの歌
16.ゼルナー/朝の祈り
17. 〃   /放浪(さすらい)
18.シューベルト/森の中の夜の歌
19.ヴォイナ/ハンスとリーゼル
20.キルヒル編/親愛なる故国よ、さようなら
21.ジルヒャー編/告別
22.ゼルナー/二重のセレナーデ
23.トラド/眠りの精
24.クロイツァー/祈り〜歌劇「グラナダの野営」より
25.ブラームス/子守唄

アンサンブル・ヴォカールツァイト(2〜6、8〜25)
 ハンス=クリスチャン・ブラウン(テノール)
 ヨアヒム・ボグト(テノール)
 ミヒャエル・ティム(バス)
 オリヴァー・ガウリク(バス)
ベルリン・フィルのホルン奏者たち
  (1、4、7、10、12、15、18、22&24)
シュテファン・デ・レヴァル・イェジエルスキ(ホルン)
 ファーガス・マックウィリアム(ホルン)
 クラウス・ヴァレンドルフ(ホルン)
  サラ・ウィリス(ホルン)
  録音 2006年11月10〜13日
      2007年1月13&14日

 男声ヴォーカルグループ、アンサンブル・ヴォカールツァイトとベルリン・フィルハーモニーの4人のホルン奏者によるドイツ・ロマンティック民謡集です。
 ホルンだけの演奏は1の「朝の歌」と7の「森への別れ」の2曲、ホルン・ソロと合唱が12の「小さな舟」、ホルン四重奏の伴奏による合唱は4、10、15、18、22と24の6曲です。
  ウェーバーの「朝の歌」は狩人の合唱と同様に素晴らしい小品です。メンデルスゾーンの「森への別れ」は狩の音楽としての数少ない作品で「狩人の別れの歌」も合唱とのからみが美しい曲です。24のクロイツァーの作品「祈り」はキャンプの設定で、森に響く狩のホルンの描写が大変美しい作品です。ホルンの演奏のあとで合唱が歌われます。
 ヴォーカルだけの演奏では「菩提樹」ウェルナーの「野ばら」、ジルヒャーの名曲「ローレライ」、そしてブラームスの「子守唄」は誰もが歌った名曲です。
 ベルリン・フィルのホルン奏者による贅沢な伴奏で聞くドイツの民謡集は「ノットゥルノ」というタイトルのとおり穏やかな曲ばかり演奏されています。ホルンと男声コーラスは音域が同じでありその調和された響きは最高の音楽といえるでしょう。


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