リチャード・ワトキンス

マシュー・テイラー/ホルン協奏曲Op23
CD(DUTTON CDLX7178)

マシュー・テイラー/作品集
1.交響曲第1番「シンフォニア・ブレヴィス」
             Op2(1985)
2.ホルン協奏曲Op23(1999/2004改訂)
3.交響曲第3番Op33(2003〜04)
  リチャード・ワトキンス(ホルン)(2) 
  マシュー・テイラー指揮
   ロイヤル・バレエ・シンフォニア
   録音 2006年4月27&28日

 マシュー・テイラーは1964年生まれのイギリスの作曲家です。交響曲第1番は21歳の時の作品で、ハイドンの交響曲第49番「受難」にヒントを得て作曲したようです。大変聞きやすい曲です。
 ホルン協奏曲はワトキンスが初演した曲で、2つの楽章からできています。ホルン・ソロで始まる第1楽章は弦楽の響きとの調和がきれいです。ブリテンのセレナードの現代版のようです。演奏テクニックとしては奏法にほとんど変化がなく、ミュートまたはゲシュトップ奏法が入るくらいです。第2楽章は5つの部分になっていてフィナーレに「マックス・レーガーへの敬意」という副題のあるフーガが演奏されます。
 交響曲第3番は2003年から2004年にかけて作曲されています。トランペットとホルンのテュッティでにぎやかに始まりますが、曲事態は難しい曲ではありません。時に不協和音が響くくらいです。


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