セバスティアン・ヴァイグレ

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
CD(CAPRICCIO 51165)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.ロンドニ長調K514(マルゲール版)
4.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
5.フラグメント ホ長調K494a(98a)
6.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
7.ロンド変ホ長調K371
8.フラグメント変ホ長調K370b
9.テレマン/2つのホルンと弦楽のための
          序曲(組曲)ヘ長調
10.ヴィット/2つのホルンのための
        コンチェルティーノ 変ホ長調
11.フィアラ/2つのホルンのための
          協奏曲変ホ長調
12.フェルドマイヤー/2つのホルンのための
           協奏曲へ長調

  セバスティアン・ヴァイグレ(ホルン)(1〜8)
  アプ・コスター(ホルン)(9〜12)
  ヤン・シュレーダー(ホルン)(9〜12)
  イェルク=ペーター・ヴァイクレ指揮
  ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団(1〜8)
   ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮
     ドイツ・バッハゾリステン(9〜12)
  録音 1988年12月&1989年4月(1〜8)
      1979年11月16〜18日(9〜12)

 セバスティアン・ヴァイグレは1961年生まれのドイツのホルン奏者です。ペーター・ダムに師事。1982年に21歳の若さでベルリン・シュターツカペレの首席に就任しています。ヴァイグレのホルンは旧東ドイツの明るい音色のホルンの流れを受け継いだホルン奏者です。大変きれいな音です。明るさはペーター・ダム同様にきれいな音色です。
 この録音はタックウェル以来の全8曲を収録したものでした。オーケストラで特徴的なのは低音の補強にファゴットを重ねたためにファゴットが目立つことです。本来ファゴットのメロディーがないのに聞こえてきますので全く別の楽譜のように聞こえます。特に4番はそれが大変気になりました。  
 面白いのはロンドK371です。ペーター・ダムの校訂による楽譜は楽譜をかなり書き換えていますので別の曲のようです。変奏曲のような編曲は大変面白いです。これは当のダムも録音していませんから貴重な録音です。
 このCDは2枚組でアプ・コスターとヤン・シュレーダーによる2つのホルンの協奏曲集が組み合わせとなっています。


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