ジョナサン・ウィリアムズ

リムスキー・コルサコフ/五重奏曲変ロ長調
CD(hyperion CDA66163)

1.グリンカ/大六重奏曲変ホ長調
2.リムスキー・コルサコフ/五重奏曲変ロ長調

 カプリコーン
 エリザベス・パーリー(ヴァイオリン)(1)
 マイル・ゴールディング(ヴァイオリン)(1)
 スージー・メシュザロス(ヴィオラ)(1)
 ティモシー・メイソン(チェロ)(1)
 バリー・ガイ(コントラバス)(1)
 フィリッパ・デイヴィース(フルート)(2)
 アントニー・ランブ(クラリネット)(2)
 ジョナサン・ウィリアムズ(ホルン)(2)
 フェリックス・ウォーノック(ファゴット)(2)
 ジュリアン・ヤコブソン(ピアノ)(1&2)
 録音 1984年12月21&22日

 ロシアの作曲家による室内楽作品です。グリンカの大六重奏曲変ホ長調はピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための作品で3つの楽章で構成されています。ピアノの響きを聞くとシューベルトを思わせるところがあります。弦楽四重奏にコントラバスが加わって音に厚みのある作品になっています。
 リムスキー・コルサコフの五重奏曲変ロ長調はピアノ、フルート、クラリネット、ホルンとファゴットという編成です。木管楽器でオーボエではなくフルートが使われていますので華やかな響きになっています。この五重奏曲ではホルンに重要な主題を吹かせていてリムスキーのホルンへの愛着が感じられます。そして第2楽章:アンダンテでは冒頭の1分ほどがホルンとピアノのノクターンのようです。そして楽章を通してホルンが主題を吹くというほとんどホルン五重奏曲のようになっています。第3楽章:ロンドはアレグレットでは木管の楽しそうな主題が流れます。ロンドBでようやくホルンのソロが聞かれますがほとんど木管が主役になっています。3つの楽章で29分ほどの大曲です。


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