ズビグニェフ・ツーク

ホルンのためのイタリア音楽
CD(ZUK Records 160528)

ホルンのためのイタリア音楽
1.ヴィヴァルディ/2つのホルンのための
       協奏曲ヘ長調P321(RV539)
2.メルカダンテ/ホルン協奏曲ニ短調
3.ドニゼッティ/ホルン協奏曲ヘ長調
            (ルロワール編)
4.ベローリ/コルノ・ダ・カッチャ協奏曲
5.ケルビーニ/ホルンと弦楽の為のソナタ第2番
6.ベルリーニ/ホルン協奏曲変ホ長調
            (ルロワール編)
7.ニーノ・ロータ/山の城
8.ヴィヴァルディ/2つのホルンのための
       協奏曲ヘ長調P320(RV538)

   ズビグニェフ・ツーク(ホルン)(1〜8)
  ヤチェク・ムズィク(ホルン)(1&8)
  ヤン・スタニエンダ指揮
    ブロツワフ室内管弦楽団
   録音 1995年6月26〜28日

  イタリアの作曲家のホルン作品を集めた珍しいアルバムです。ドニゼッティは未完の作品をルロワールが再構成、編曲したものですが、ベルリーニの作品はオーボエ協奏曲をルロワールがホルンのために編曲したものです。
 ヴィヴァルディの2つのホルンのための協奏曲が2曲共に録音されています。明るい響きがイタリアの音楽にぴったりです。
 メルカダンテのホルン協奏曲はオペラ作家らしいきれいな曲です。7分ほどの小曲ですがラルゲットの第1楽章とポラッカの第2楽章からできています。録音が少ないですが美しい曲です。
 ベローリのコルノ・ダ・カッチャ協奏曲は狩猟ホルンのための作品ですが、ホルンで聴くとじつに魅力的な作品です。ツークの演奏はまたうまいです。
 ケルビーニのホルンと弦楽の為のソナタは2つありますがツークは第2番を演奏しています。チェッカロッシとタックウェルによってメジャーな曲になりました。ツークののびのびとした演奏はいかにもイタリアを思わせるものです。
 ニーノ・ロータの「山の城」はドメニコ・チェッカロッシのために書かれた作品でホルンとオーケストラのための曲です。オリジナルの編成で演奏されています。


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