フランティシェク・ラングヴァイル

モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調
CD(SUPRAPHON 32CO−1332)

モーツァルト/室内楽作品集
1.クラリネット五重奏曲イ長調K581
2.ホルン五重奏曲変ホ長調K407

  ボフスラフ・ザフラドニーク(クラリネット)
  フランティシェク・ラングヴァイル(ホルン)
  パノハ四重奏団
  録音 1983年8月21日〜9月1日(1)
      1982年4月22&23日(2) 

 チェコの演奏家によるモーツァルトの室内楽作品です。傑作クラリネット五重奏曲を演奏しているザブラドニークはプラハ音楽アカデミーでウラディミール・ルジーハに師事した名手で1972年からチェコフィルのメンバーです。ルジーハのような明るい響きのクラリネットで聴くモーツァルトは癒されます。全楽章にわたり天国的な美しさがあります。
  ホルン五重奏曲を吹くラングヴァイルは1946年生まれのチェコのホルン奏者でプラハ交響楽団のメンバーです。プラハ音楽アカデミーでウラジミール・クバートに師事しています。まさにボヘミアのホルンの音色できれいなビヴラートが印象的です。まるでティルシャルが吹いているかのような響きです。ズデニェク・ティルシャルの録音がないだけにボヘミアのホルンによる演奏として貴重です。丁寧で優しさを感じさせるホルンで第2楽章の演奏も素晴らしいものです。第3楽章のきれいなホルンがたまりません。


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