デイヴィッド・リー

ギヴ・イット・ワン/ロンドン・ホルン・サウンド
CD(CALA CACD1) 

ギヴ・イット・ワン
1.ビッシル/Los Jaraneros
2.ルボック/Not Like This
3.Ferguson&Downey/Give It One
4.ビッシル/Fat Belly Blues
5.Martin&Blaine/The Trolley Song
6.Ellington&Strayhorn/Daydream(夢想)
7.Rattigan/Caseoso
8.ジャクソン/Three Point Turn
9.  〃  /ラナの子守唄
10.Hamlisch/The Way We Were
11.Holliday&Herzog/God Bless The Child
12.Simcock/Blues For Hughie

 グィラム・シムコック(ジャズ・ピアノ&ホルン) 
 ジェフリー・サイモン指揮
  ロンドン・ホルン・サウンド・ビッグ・バンド
 リチャード・ビッシル(ジャズ・ホルン・ソロ)
 ピップ・イーストップ(ジャズ・ホルン・ソロ)
 ティモシー・ジャクソン(ジャズ・ホルン・ソロ)
 ジム・ラティガン(ジャズ・ホルン・ソロ)
 アンジェラ・バーネス(ホルン)
 ナイジェルブラック(ホルン)
 ジェフリー・ブライアント(ホルン)
 アントニー・チャイデル(ホルン)
 ローレンス・デイヴィース(ホルン)
 アントニー・ハルステッド(ホルン)
 ニコラス・コルス(ホルン)
 デイヴ・リー(ホルン)
 ジョナサン・リプトン(ホルン)
 フランク・ロイド(ホルン)
 コーマック・オー・ハオデイン(ホルン)
 マーティン・オーウェン(ホルン)
 クリストファー・パーケス(ホルン)
 カスリン・サウンダース(ホルン)
 ヒュー・シ−ナン(ホルン)
 サム・ブルゲス(ダブル・ベース)
 マーティン・フランス(ドラムス)
 クリス・バロン(マリンバ)
 ジョン・パーリセリ(ギター)
  録音 2007年12月28〜31日&
      2008年2月18日
  ロンドン/エア・スタジオ&エンジェル・スタジオ

 ジェフリー・サイモンの企画によるロンドン・ホルン・サウンドの第2弾は16本のホルン・バンドによるジャズ・ホルンという面白いアルバムです。ジャズ・ホルンのホルン奏者による演奏ではなくロンドンのオーケストラで常にクラシックを吹いているメンバーによるジャズです。これが大変面白く、ホルンの音色を大切にしながらスイングするという聞く者をとりこにしてしまうような演奏ばかりです。
 イギリスの有名なジャズ・ピアニスト、グィラム・シムコックはホルンも吹く才能の持ち主ですからこの企画はのりのりでしょう。
12曲の中でピアノが入らないのは8と9の2曲です。4のFat Belly Bluesはメンバーのリチャード・ビッシルの作でソロ・ホルンをハルステッドが吹いています。低音主体のソロです。
 6の「デイ・ドリーム」はデューク・エリントンの作品をメンバーのジム・ラティガン(ロイヤル・フィルのホルン奏者)が編曲したものでデイヴ・リーとジム・ラティガンがホルン・ソロを吹いています。実に楽しい演奏です。 
 8のThree Point Turnはメンバーのティモシー・ジャクソンの作で6本のホルン、4本のワーグナーチューバそしてベースとドラムスですが、フランク・ロイドとジャクソンの素晴らしいソロ・ホルンがあります。9の「ラナの子守唄」は16本のホルンだけの演奏です。ソロ・ホルンはローレンス・デイヴィースです。他の曲もホルン・サウンドによるジャズというユニークな演奏ですから、ホルン・ファンなら素直に聞けるでしょう。


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