ワルター・レックスット

モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K297b
CD(harmonia mundi BVCD−8817〜18)

モーツァルト/協奏作品集
1.クラリネット協奏曲イ長調K622
2.オーボエ協奏曲ハ長調K314
3.協奏交響曲変ホ長調K297b
4.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
5.協奏交響曲変ホ長調K364

  ハンス・ダインツァー(クラリネット)(1&3)
  ヘルムート・フッケ(オーボエ)(2&3)
  ヴァルター・レックスット(ナチュラルホルン)(3)
  クラウス・ボツキー(ファゴット)(3)
  フーベルト・クリュツ(ナチュラルホルン)(4)
  フランツヨーゼフ・マイアー(ヴァイオリン)(5)
  ハンス=オットー・グラーフ(ヴィオラ)(5)
  コレギウム・アウレウム合奏団
  録音 1986年(1)1985年(2)
      1978年9月(3)
      1973年(4)
      1978年6月29&30日(5)

 コレギウム・アウレウム合奏団によるモーツァルトの管楽器と弦楽器の協奏曲集です。ダインツァーはバセット・クラリネットを吹いての演奏です。甘い音色のクラリネットは魅力的です。フッケのオーボエ協奏曲も文句なしです。
 管楽器のための協奏交響曲変ホ長調は古楽器の魅力たっぷりの演奏です。明るい響きの木管の中に暗い響きのナチュラルホルンが入るのが面白いです。レックスットの演奏は完璧です。
 クリュツはホルン協奏曲第3番を吹いています。豊かな響きの糸杉の間での演奏は18世紀のモーツァルトそのものです。ハンドホルンでの協奏曲演奏の難しさが分かります。使用楽器は1790年製のアレキサンダー、インヴェンションホルン(替え管付きのホルン)です。 
 マイアーとグラーフによる協奏交響曲変ホ長調K364は息のぴったりあった名演です。


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