ルイ=フィリップ・マルソレ
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CD(ATMA ACD2 2546)
シューベルト/歌曲集「冬の旅」(全24曲)
〜室内楽版(フォーゲット編)
1.第1曲:お休み
2.第2曲:風見の旗
3.第3曲:凍った涙
4.第4曲:かじかみ
5.第5曲:菩提樹
6.第13曲:郵便馬車
7.第6曲:あふれる涙(水の流れ)
8.第7曲:川の上で
9.第8曲:回想
10.第14曲:霜おく頭
11.第15曲:からす
12.第16曲:最後の希望
13.第17曲:村で
14.第18曲:嵐の朝
15.第19曲:幻覚
16.第20曲:道しるべ
17.第21曲:宿屋
18.第9曲:鬼火
19.第10曲:憩い
20.第23曲:幻の太陽
21.第11曲:春の夢
22.第12曲:孤独
23.第22曲:勇気
24.第24曲:辻音楽師
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ジョセフ・ペトリック(アコーディオン)
ペンタドル
ダニエル・ブルジェ(ピッコロ、フルート&
アルトフルート)
マルタン・カルペンティエ(クラリネット&
バス・クラリネト)
ノルマン・フォルジェ(オーボエ・ダモーレ)
ルイ=フィリップ・マルソレ(ホルン&
ナチュラルホルン)
マティウ・リュシエ(ファゴット)
録音 2007年9月17〜19日
プレガルディエンはシューベルトの三大歌曲集をオリジナルのピアノ伴奏ですでに録音していますが、この室内楽伴奏の編曲版でも録音しました。編曲はオーボエ・ダモーレを吹いているノーマン・フォーゲットです。曲の順序が変わっていますが演奏効果もあるのでしょうか。5人の管楽器奏者にとっても同じ楽器を吹くだけでなく、持ち替えがあって変化のある編曲になっています。またアコーディオンが入るので響きも多彩です。
第5曲「菩提樹」ではアコーディオンとオーボエ・ダモーレが冒頭響く面白い編曲です。トラック6には第13曲「郵便馬車」が入るのですが、ポストホルンの響きとしてナチュラルホルンの大きな音が入ります。大変ユニークです。ピアノでは味わえない楽しさがあります。
トラック17の第21曲「宿屋」ではアコーディオンとフルートだけが伴奏をして、残りの4人はヴォイス(声)で歌っています。この大変珍しい編曲はシューベルトの新たな魅力再発見すること間違いないことでしょう。トラック20の第23曲「道しるべ」はアコーディオンとホルンによる伴奏で郷愁さそう演奏になりました。トラック21の第11曲「春の夢」はフルートとクラリネットで始まるきれいな編曲です。最後の第24曲「辻音楽師」はアコーディオンとオーボエ・ダモーレで始まるイメージにピッタリの編曲です。
シューベルトの「冬の旅」がこれほどきれいな歌曲集に蘇えるなんて誰も思わないことでしょう。第1曲「お休み」からして別世界です。 |
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