丸山 勉

ダンス・マルシェ/東京ホルン クルテット
CD(Victor VICC−60116)

 ダンス・マルシェ
1.J・シュトラウス〜柏原賢編/雷鳴と電光
2.   〃  〜織田英子編/ウィンナワルツ・メドレー
3.ジェルベーズ〜石井由希子編/
     オールド・フレンチ・ダンス組曲
4.ブラームス〜古田儀左エ門編/
   ハンガリー舞曲第3番ヘ長調
5.ブラームス〜古田儀左エ門編/
   ハンガリー舞曲第4番ヘ短調
6.ブラームス〜古田儀左エ門編/
   ハンガリー舞曲第5番ト短調
7.レクオーナ〜古田儀左エ門編/
   キューバン・ダンス組曲
8.ボブ佐久間/レ・ダンスール
9.ドヴォルザーク〜柏原賢編/スラヴ舞曲第8番
  東京ホルン クルテット
   樋口哲生(N響首席(当時)
   丸山 勉(読響首席(当時)
   吉永雅人(新日本フィル首席)
  竹村淳司(東京シティフィル)(99年より東響首席)
  岡田全弘(パーカッション)(3〜6)
   録音 1998年11月29&30日
        群馬・大泉文化村ホール  

 東京ホルン クルテットの2枚目のCDは5年ぶりの録音でした。メンバーも山岸博が抜けて竹村淳司に変わっています。
 この演奏は前回のCDを凌ぐ出来になっています。1曲目の「雷鳴と電光」を聞いただけでもこの演奏の凄さにはまってしまいました。ウィンナワルツにはホルンは欠かせないのですが、4本のホルンだけでメドレーをやるなんてことは無謀そのものですね。それをやってのける4人のホルン吹きは怪物ですね。
 ボブ佐久間の「レ・ダンスール」も委嘱作品ですが、わざと吹きにくい作品にしたはずがいとも簡単に吹きまくられて、作曲者が舌をまいたといいます。
 この「ダンス・マルシェ」は聞くのにはとても楽しいCDです。間違っても吹いてみたいとは思いませんでした。
 なお、ボブ佐久間のオリジナル以外の曲もこのメンバーのために編曲されたものです。


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