ゲイル・ウィリアムズ

20世紀のホルン作品集


CD1&2(Summit DCD139)

20世紀のホルン作品集
1.ネリベル/協奏的スケルツォ
2.デュファイエ/アルファ
3.レイノルズ/パルティータ
4.マスグレイヴ/ホルンとピアノのための音楽
5.ワイルダー/ホルンとピアノのための組曲
6.グィルト/ホルン・ソナタ

  ゲイル・ウィリアムズ(ホルン)
  マリー・アン・コヴァート(ピアノ)
    録音1992年5月16〜18日

 このアルバムは20世紀に作曲された作品を録音したものです。彼女は優れたテクニックの持ち主です。かなり困難なこれらの曲を見事に吹きこなしています。
 ネリヴェルはチェコの作曲家、「協奏的スケルツォ」は半音階が多い作品でピアノとの対話が聞き所です。他にハスティスと松崎裕の録音があります。
 デュファイエはフランスの作曲家、「ホルンとピアノのためのアルファ」は1973年のパリ音楽院卒業試験課題曲です。テンポの遅い部分とカデンツァ、そしてテンポの速い部分と続きます。難しい作品ですが、他にペッラリンと日橋辰朗の録音があります。
 ヴァーン・レイノルズはアメリカの作曲家、「パルティータ」は4つの小品からなる組曲です。「マリンコニア」「狩」「アリア」「行進曲風に」の4曲です。この作品はシカゴのホルン奏者シュヴァイカートに献呈されています。他にギャブリー=スライの録音があります。
 マスグレイヴはスコットランド出身の作曲家、「ホルンとピアノのための音楽」はタックウェルのために書かれた作品です。他にダグラス・ヒルの録音があります。
 アレク・ワイルダーはアメリカの作曲家、アメリカのホルン奏者ジョン・バロウズと深い親交がありました。「ホルンとピアノのための組曲」は演奏も多く人気のある作品です。5つの小品からなる組曲です。
 デイヴィッド・グィルトの「ホルン・ソナタ」は古典的な作風で「アレグロ」「アンダンテ」「ヴィヴァーチェ」の3つの楽章で構成されています。録音はほとんどなく、唯一の録音のようです。
 CD1は初版で、CD2はゲイル・ウィリアムズの写真を載せた版です。CD番号は同じです。


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