マイケル・トンプソン

ライヒャ/木管五重奏曲集(1994)

CD(NAXOS 8.550432)

ライヒャ/木管五重奏曲集
1.木管五重奏曲変ホ長調Op88−2
2.木管五重奏曲イ短調Op100−5

 マイケル・トンプソン管楽五重奏団
 マイケル・トンプソン(ホルン)
 ジョナサン・スノーデン(フルート)
 デレク・ウィッケンス(オーボエ)
 ロバート・ヒル(クラリネット)
 ジョン・プライス(ファゴット)
 録音 1994年6月6、8&9日

 アントン・ライヒャのフルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲集です。
 木管五重奏曲変ホ長調は1811年の作品。4つの楽章で構成されています。第1楽章は序奏のレントからアレグロ・モデラートになります。ファゴットの低音が印象的です。この楽章ではフルートやクラリネットの明るい音色がよく響きます。トンプソンのホルンもきれいな演奏です。オーボエやファゴットも良い響きです。第2楽章のメヌエットはアレグロ、木管のユニゾーンがきれいです。ライヒャ独特の響きの良さがあります。ホルンも入って良い響きです。きれいな演奏です。第3楽章はポコ・アンダンテ・グラツィオーソ、オーボエの主題がきれいです。クラリネットやホルンが応答します。フルートが入ると明るい響きになります。ホルンのソロもきれいです。ファゴットも良い響きです。コーダはきれいな演奏です。第4楽章のアレグレットはホルンと木管が明るい行進曲を演奏しているかのように元気な響きです。フルートやオーボエは楽しそうです。クラリネットやホルン、ファゴットもきれいな演奏です。これは素晴らしい演奏です。

 木管五重奏曲イ短調は第1楽章の序奏のファゴットがきれいです。アレグロからはオーボエがきれいに響きます。フルートもきれいな主題を歌います。ファゴットも良い響きです。やがてホルンも良い響きです。クラリネットも良い響きで見事な演奏です。後半も素晴らしいアンサンブルです。クラリネットやオーボエの細やかな演奏も素晴らしいです。ホルンのソロもきれいです。フルートも華麗な響きできれいです。第2楽章のアンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニはオーボエがきれいに響きます。ファゴットやホルンも良い響きです。ホルンのソロも大変きれいです。やがてファゴットもソロを演奏します。中間部ではオーボエがきれいに響きます。後半にもホルンのソロがあります。その後クラリネットも細やかな主題を見事に演奏しています。その後にフルートのきれいな響きが聴かれます。第3楽章のメヌエットはアレグロ・ヴィヴォ、木管のユニゾーンがきれいです。トリオではホルンとファゴットも良い響きです。第4楽章のアレグロも素晴らしいアンサンブルです。フルートが良い響きです。やがてファゴットやホルンがきれいに響きます。後半にはクラリネットやオーボエもきれいに響きます。ホルンのソロもあります。ライヒャの五重奏曲はきれいな響きです。
これは素晴らしい演奏です。


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