ケリー・ターナー

ターナー/ホルン・ソナタ他(1994)
CD(ebs ebs 6066)

ケリー・ターナー作品集
1.ありそうもないフュージョン(融合)
         〜プロローグ1993
2.ホルンとピアノのためのソナタ1989
3.ホルンと弦楽四重奏のためのソナタ1990
4.金管五重奏のためのカイツェンコ1991
5.ジャック・マクブライドの6つの人生1993
6.バンデラ1987
7.ありそうもないフュージョン(融合)
         〜エピローグ1993

 アメリカン・ホルン・カルテット
  デイヴィッド・ジョンソン(ホルン)(1、3&7)
  チャールズ・パットナム(ホルン)(1、5&7)
  ケリー・ターナー(ホルン)(1、2&7)
      〃    (フリューゲルホルン)(5)
  ジョフリー・ウィンター(ホルン)(1、4、6&7)
  キール・ターナー(チューバ)(1、4&7)
  ワルター・パーキンス(トランペット)(4&6)
  ジェラルド・ミレール(トランペット)(4)
  アーサー・トッパー(トロンボーン)(4&6)
  ジュリア・ノーレス(チェンバロ)(1&7)
  リュドミラ・チェルマコワ(ピアノ)(2、5&6)
  ダルコ・ミロエヴィッチ(ヴァイオリン)(3)
  アティラ・カレステージ(ヴァイオリン)(3&5)
  ペーター・ムラデノヴィッチ(ヴィオラ)(3)
  クリスティーヌ・キプリアニデス(チェロ)(3)
  カレン・ターナー(フィーデル)(7)
     録音 1994年1月15〜17日&
              2月20〜24日

 この「ありそうもないフュージョン」という面白いタイトルのとおり、現代の作品にチェンバロやフィーデルといったバロック次第の楽器が参加する小品にはさまれたターナーの作品は決して難しい曲ではありません。
 ホルン・ソナタ、ホルンと弦楽のためのソナタ、他の作品で4人がソロを分け合って録音しています。バンデラ1987はトランペット、ホルン、トロンボーンとピアノの組み合わせです。  
 ジャック・マクブライドをテーマにした6つの小品はホルン、ヴァイオリン、ピアノのための作品ですがテノール歌唱が入ります。歌い手は不明です。大変魅力的な作品です。セレナードといっても良いほどです。第2曲の「アウシュヴィッツ」は切ない感情が表現されています。なお、ジャケットにフリューゲルホルンの記載がありますが、ホルンのように聞こえます。
 最後のエピローグでフィーデルという弦楽器が演奏されますが、ヴァイオリンの前身です。 


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